皆さま、突然ですがオポチュニティコストという言葉をご存じですか?機会費用とも呼ばれたりします。意味は「ある決定を下した場合に、他のもっと良い選択肢から得られたであろう利益のこと」です。
例えば、「移住する」という決定を下して「失敗した!」となったとき、移住してなければ引っ越し費用とかかからなかったよねーという事です。
さて、今回この内容を書こうと思ったのは、多くの方から「移住したいと思ってるけど中々決断できない!」と言われることが多いんですが、私たちはこの”オポチュニティコスト”を考えて熱海移住の決断をしました。
私がしたシミュレーション3パターン
- シミュレーション1:移住した→成功
- シミュレーション2:移住した→失敗
- シミュレーション3:移住しなかった
シミュレーション1の「移住成功」、3の「移住しない」パターンは皆さんも想像しやすいと思うので説明は割愛します。問題は「シミュレーション2:移住した→失敗」です。移住して失敗した場合、どうするか夫婦で話し「ダメなら都心に帰ろう」と決めていました。
移住失敗→都心に出戻りの場合の支出
移住にかかるコストは下記のような物を考えました。
- 引っ越し業者代:確か15万位(往復だと2回分)
- マンションの契約費用:敷金礼金(これも2か所分)
- 休みが潰れる&疲労:肉体的&精神的コスト(同じく2回分)
- その他、新住居に合わせて購入した家具等
※細かい金額は伏せますが、ヨーロッパにビジネスクラスで夫婦で旅行に行くよりは安い位
出戻りコスト VS 移住しない人生
では移住しない人生をどう見るかです。妻の趣味は海外旅行なのですが、コロナ以降全く行けなくなり趣味にかかる支出は大幅減でした。しかし家に引きこもり、人生を彩る”思い出”も大きく減っていました。
無難な選択をしてこのまま変わらぬ日々を過ごすのか、うまくいくかは分からないが移住にチャレンジしてみるのか。夫婦で話した末にたどり着いた結論は。。。
後で振り返ったら「失敗してもいい思い出」じゃないか?
コレです!私たちが定年を迎えるころ何歳になるのかはわかりませんが、例えば75歳になったときに、「そういえば熱海に移住したけどあれは失敗だったなーあれが無ければXXXが買えたなー」みたいな話をするのもいい思い出なんじゃないかと!
このように移住失敗も一つの遊び、一つの思い出と捉える事で非常に前向きに移住に話を進めることが出来ました。
まとめ
もちろん人それぞれの価値観があり、家庭状況によってはお子さんの学校だったり、判断が簡単でない方も多いと思います。ですが「失敗しても良い思い出」と前向きに考えると決断しやすくなるかもしれません。お役に立つ方がいれば幸いです。
今日のところは以上です。
